2011年4月14日木曜日

節電

 
 先日から,北電から東北電・東電へ向けて,なにがしかの電力が送電可能になったそうです.
 それまでは,道内でいくら節電しても無意味だったんですが,これからはそうでもない.
(もちろん,その送電量で足りるのかとか,なぜそんだけしか送れないのかとか,融通し合えば足りるものをどうしていままで送れなかったのかとか,謎はいっぱいあるけれど.訊いても,だれもまともにゃあ答えてくれんだろうし.)

 もちろん,それ以前でも,「節電するなら原発をやめる」というのであれば,やぶさかではなかった(だいたい,地デジ騒ぎで,すでに5~10%くらいは電気の使用量は落ちてるはずです.ブラウン管を液晶に換えたから.白熱電球は蛍光灯やLEDに変わってきてるし.)
 でも,それはあり得ないらしい.

 そもそも,節電すれば間に合う程度の電力使用量なのに,なぜたくさんの原発が必要なのか(計画停電が必要とされながら,ほとんどおこなわれていないのは,なぜ).どうやら,夏の一時期のピーク時のみ使用量がオーバーするといわれているのですが,そのためだけに,たくさんの原発をつくったのか?
 それだって,本当に,オーバーするのかどうか怪しいものですが….

 新潟県で節電実験なるものがおこなわれているらしい.
 いわゆる節電のほかに,工業的には,同じ時間帯にみんなで電力を使っていたのを,計画的にずらすということらしい.
 やればできるのに,やらなかったということは,意図的に電力使用量を増やしていた(意図的に,オーバーするようなピークをつくっていた)ということなのでしょうか….

 燃料として使用されるのはウランだけではなく,プルトニウムもつかわれます.プルトニウムはどんどん増殖します.なぜ増殖させてるのでしょうか(ありあまるプルトニウムは,いったい何に使われる予定なのかな).

 答は簡単.
 日本の科学力・技術力があれば,いざとなれば,即,量産できるものがあるからでしょう.
 大量のプルトニウム所持は,「核の傘」の代用品と考えると,理解しやすいかもしれない.
 そう考えなければ,なぜ原子力行政があんなにイビツなのか,理解できませんしね.

 東電は日本人全体を犯罪者にしてしまった.60数年前のあの日のように.周辺諸国民からは恨まれるでしょう.津波は自然災害ですが,原発事故は人災です.
 その東電の後始末を「税金で」と普通にいわれるようになってきています.どこかのグループでは「原発を死守せよ!」という命令が出ているのでしょう.
 過去のあの日々のように,一人一人の国民の命よりも,国家という実態のないものを守るためなのでしょうか?
 USAだって,放射能で汚染された「浮沈空母」なんか,いらないでしょうにね.
 

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