2011年3月3日木曜日

ネット上の怨念

 
 なぜ,今頃こんなことを想い出したのか,わたし自身もよくわかりませんが….

 この世には「怨念」があります.

 以前,あるキーワードでGoogleしていたときのことです.
 偶然,知り合いだった人のHP上の記事にヒットしたことがあります.
 「知り合いだった」というのは,すでに亡くなった方だからです.

 そこには,彼がその博物館を退職した理由がかかれていました(他人に読ませる気はなかったんでしょう.ある程度,事情を知ってないと理解できない書き方でしたね).背景が,かなり,わたしと似たところがありますので,思わずぜんぶ読んでしまいました.

 普通ならば,つくった人が亡くなれば,プロバイダとの契約もなくなってしまうでしょうから,自然にサーバから消されてしまうでしょうけど,このHPは,遺族が,しばらく残しておきたいということで,そのままになっているようです.
 そこに,どこにもリンクしていない,そのページも残ってしまっているということなんでしょう.

 いじめた相手が退職して,その上死んでしまったから,もう安心と思ってるそこのあなた.あなたの知らないところで「怨念」は残っているんですよ.


 と,いっても,地方小都市の博物館学芸員なんて,とってもマイノリティですから(正面の敵と戦ってたら,後から斬りつけられるなんて日常茶飯事.心も病むわ),やった方は何ほどにも感じていないでしょうから「怨念」も空回りですわね.
 わたしのように,偶然出くわしてしまったもののみが知るだけということです.

 途中で退職してるんです.やめる理由は山ほどあるに決まってます.

 世界中に張り巡らされたネットの中には,きっとたくさんの「それ」があるんでしょうね.
 

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