2010年3月5日金曜日

「偽装の十年」

 
 久しぶりに,面白い本を見つけてしまいました.
 木村肥佐生(1990)「チベット 偽装の十年(スコット・ベリー編,三浦順子,1994訳)」です.

  

 「Lukousaurus の展開」を書いたときに,R. C. アンドリュース(1926)「恐竜探検記(小畠郁生,1994訳)」を読んでいたのですが,そういえば,モンゴルやチベットの地理も歴史もろくに知らないことに気付き,適当な本を探していたら,この本にぶつかったという次第です.

 実に面白いです.
 目が悪くなってから,長時間本を読み続けることは,ほとんどできなかったんですが,ほぼ一気に読みあげました.おかげで眼がショボイ,ショボイ((^^;).
 ウソかと思うくらいの「冒険小説」ですが,これは一日本人青年が実際に体験した「事実」だから,すごい.
 おかげで,モンゴルの,チベットの,そして中国の真実が少しだけ理解できたような気がします.

 ついでに,論客ペマ=ギャルポ氏が,なぜ日本にいるのかも判りました.

 まだ読んでいない関連する本が何冊かありますので,当分退屈するヒマもないようです.

 

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