2009年10月9日金曜日

辞書の展開(18)

 
 このシリーズ,予想外に長くなりすぎて,何をやってるのかだんだんわからなくなってきました.ついでに,このシリーズ,かなり飽きてきました((^^;).
 一方で,「生命潮流」というのは,簡単には把握できないほど,膨大なモンだということが実感できてます.ものすごく,おおざっぱにやってるのに,まだ現生種のほとんどのグループの,その概略さえ把握できてません.もっともっと,おおざっぱにやる必要がありそうです.

 なお,今,三中信宏の「分類思考の世界」を読んでいます.
 この人は幸せな人ですね.
 こんなことを考えながら,それを仕事として一生暮らせるんですからね.文章は,グールド並みにうまいですが,グールド並みに回りくどいのも同じです.
 よく読むと,意味ないことを書いて,結論もない.なにかを伝えたいという気持ちもあまりないようで(本当は,読書量が多すぎて,引き出しが多すぎて,饒舌すぎて,何が言いたいのかよくわからないようになってるんでしょう),これで(この本を書くことで)小遣い稼ぎができてるなら,本当に幸せな人ですね(原稿料というのは,確か1文字/円なので,意味があろうがなかろうが,文字数が多ければ儲けられると,筒井康隆が書いてましたね).

 たとえば,冒頭に「日本最低の山と日本最短の川」の話題が出てきますが,(作者は)問題自体が設定できないことをご存じで,(ある意味,読者をバカにして)この話題を選んでいるのでしょう.
 「山は高い」から山で,「川は性質上分枝しているのが普通だ」から川です.
 (高さ自体を問題にすれば)一番低い山は,日本海溝のどこかにあるというのが正解.
 川は人間の都合で複合体とみなされてますが,本質は「合流して流れるひとつの水のかたまり」で,適当にどこかを切って,その支流(や部分)に名前をつけたって,それは(人間の都合であって)「川」ではないですね.
 こんな話題なら,いくらでもできる.
 「一番赤くない赤」はどんな「赤」とか,「空の一番高いところはどこ」とか….一番浅い海はどことかね.

 たぶん,読み進めていけば,「種の定義は困難である(にもかかわらず,人間はそれをやる)」という話なんでしょうけど,もっと簡単にかけんのかね.

 化石をやってる立場からは,「種の定義」は簡単.
 形を言葉で定義できて,決まった地層から産出すれば,それでOK!.
 極端な言い方をすれば,それは「生物でなく」たってかまわない.「リアルに使えれ」ばそれでいいわけです.

 現世・生物学者のこんな作業は「言葉の遊び」にしか,思えないですね.それはそれで,面白い部分もあるんですが….
 言葉の遊びではなくリアルな部分では,ここで苦労しているとおり,現実に(存在して)生きている生物の分類もろくにできていない.分類学者はみな,その看板を下ろしてほしいと思うものです.
 ただ,もう,分類学者そのものが絶滅寸前だという話をどこかでみましたが….


 さて,それでは,クマ上科の姉妹群である「アザラシ上科」について見てみますか.

●アザラシ上科[superfamily PHOCOIDEA (Gray, 1821) Smirnov, 1908]

 ここで何に苦労していたかというと,分類体系そのものより,学名-英名(もしくは現地名)-和名(和訳名もしくは俗名)の混乱です.食肉目に“ネコ目”という和名を与えるのは論外ですが,そうでなくても,むちゃくちゃな“和名”-俗名が氾濫しています.
 「学名」-「学名の和訳」-「和名」-「俗名」が渾然として使われているのが実態のようです.

 そうでなくても,(とくに日本語の現地名をもたない生物の)“和名”には,差別用語や不快語が蔓延しているのが実態ですし,言葉として実用的でなかったりするものも,ずいぶんあります.
 そういうのは,勝手に整理させていただきました(今回は,それだけで終わりそう(^^;).

 まずは,科レベルのおおざっぱな体系から….

superfamily PHOCOIDEA (Gray, 1821) Smirnov, 1908(アザラシ上科)
├ PHOCOIDEA incerate sedis
├ family OTARIIDAE (Gray, 1825) Gill, 1866 (オータリア科)
└ family PHOCIDAE (Gray, 1821) Gray, 1825 (アザラシ科)

         from The Taxonomicon

 superfamily PHOCOIDEA(アザラシ上科)はに,三つのグループに大別されています.
 一つ目は,PHOCOIDEA incerate sedis=分類不詳のグループ(寄せ集め)ですが,これはすべて絶滅種なので省略します.簡単に言えば,後の二つの分類を成立させるために,余分なものを排除したと考えればいいでしょう.
 そこで,残りの二つは,family OTARIIDAEとfamily PHOCIDAEです.


 family OTARIIDAEは,“アシカ科”という訳が“普通に”使われているようですが,アシカとオータリアは別な生き物のグループで,ここではオータリアが代表名として使われていますので,「オータリア科」を使わせていただきます.

family OTARIIDAE (Gray, 1825) Gill, 1866 (オータリア科)
├ subfamily incertae sedis
├ subfamily ARCTOCEPHALINAE (Gray, 1837) von Boetticher, 1934(オットセイ亜科)
└ subfamily OTARIINAE (Gray, 1825) Mitchell, 1968(オータリア亜科)

 子供のころ,アシカ(と,習った生き物)のことを,いつのまにか「オタリア」と呼ぶ人が増えていたので不思議に思いました.(その後,いい加減に過ごしていたのですが,)今回調べてみてやっと納得できました(遅い!(^^;).

 アシカは実は日本語.
 「葦鹿」がその語源だとされています.つまり,葦が生えているようなところにいる鹿(シカ)ということらしいです.
 俗名アシカに対応する学名はZalophus japonicus (Peters, 1866)なんですが,これは1950年代ころに絶滅したと考えられています.従って,私が見たことのある(アシカだといわれて,そう思っていた)生き物は,北米沿岸産のZalophus californianus (Lesson, 1828)か,南米沿岸産のOtaria byronia (De Blainville, 1820) のどちらか.つまり,輸入物ですね.
 Z. japonicusZ. californianusは同一種(つまり,japonicuscalifornianusのシノニム)だとされるのが一般的ですが,絶滅した今となってはどうでもいいようなものですね.つまり,日本人がアシカだと思ってきたものは(元種が絶滅したこともあり)一つの種(もしくは亜種,もしくはシノニム)ではなく,ああいう形をした生き物全体をイメージする言葉に変わりつつあったわけです.
 だからといって,オータリアから由来している学名の和訳を,アシカとしていいということにはなりませんね.全然別なものと判断されてるわけですから.
 ま,なおらんでしょうけど((^^;).

 一方で,「オットセイ」という日本語もあります.
 語源は,アイヌ語であるとも,それから漢字化した中国語であるともいわれています.
 このオットセイに対応する学名はCallorhinus ursinus (Linnaeus, 1758)です.
 松浦武四郎が蝦夷地を探検したころには,よく見られたもののようで,記録に残っていますが,現在では千島列島沿いに,希に日本にやってくる程度のものらしいですね.



 The Taxonomiconの分類では,このオットセイはオータリア科・亜科分類不詳に入ります.

family OTARIIDAE
├ OTARIIDAE incertae sedis
│ └ Callorhinus ursinus (Linnaeus, 1758)
├ subfamily ARCTOCEPHALINAE
│ └ genus Arctocephalus Saint-Hilaire et Cuvier, 1826
└ subfamily OTARIINAE
  └ genus Otaria Pe’ron, 1816
            (話に無関係な部分は省略してある)

 これ(亜科分類不詳グループ)は,オータリア科の中で,アルクトケプァルス亜科[subfamily ARCTOCEPHALINAE]とオータリア亜科[subfamily OTARIINAE]を成立させるための方便と考えるとわかりやすいでしょう.
 つまり,オットセイ[Callorhinus ursinus]とアルクトケプァルス[Arctocephalus]はまったく別の分類群(亜科レベルで異なる)とされているわけですね.ところが困ったことに,日本の分類学者はこのオットセイに“キタオットセイ”の和名を,アルクトケプァルスには“ミナミオットセイ”の和名を与えています.
 なぜ,こんな名称を与えたのか,よくわかりませんが,たぶん,これは「英名」からきているのだと思われます.英語圏の人間はこの両方に毛皮海獣[fur seal]と呼んでいます.北半球にいるから北毛皮海獣[northern fur seals],南半球にいるから南毛皮海獣[southern fur seals]というわけですね.英語圏の人間の海獣に対する価値観は放っておくとして,これをキタオットセイとミナミオットセイに和訳したのは恥ずかしいですね.この「英名」は通常の「名前」ではなく,生息地に住む現地の人の「呼び名」でもなく,利用するためダケの単なる「符丁」ですから,参考にする必要はまったくなかったのです.
 Callorhinus ursinusは,日本古来の呼び方を重視し「オットセイ」とし,Arctocephalus属は日本にはいないので名前がなかったのですから,そのまま「アルクトケプァルス」と名付ければ良かったのです.あるいは模式種の生存地域の現地名を採用するべきでした.
 
 なお,subfamily OTARIINAE (Gray, 1825)は,五つの属に分けられ,それらはどれも一属一種です.なにか,とても不自然ですね.“和名”も属レベルで異なるとされているのに,(つまりアシカではないものにも)○○○アシカと振られていて,これまた不自然です.
 たぶん,全体で一属五種ぐらいなんだと思いますが,DNA的にはどうなのか,論文を見てみたいところです.

subfamily OTARIINAE (Gray, 1825) Mitchell, 1968
├ genus Eumetopias Gill, 1866 (エウメトピアス属)
│ └ Eumetopias jubatus (Schreber, 1776) (トド:Steller sea lion)
├ genus Otaria Pe’ron, 1816 (オータリア属)
│ └ Otaria byronia (De Blainville, 1820) Peters, 1866 (オータリア:South American sea lion)
├ genus Zalophus Gill, 1866(ザロプゥス属)
│ └ Zalophus californianus (Lesson, 1828) (カリフォルニアアシカ:California sea lion)
├ genus Neophoca Gray, 1866 (ネオプォーカ属)
│ └ Neophoca cinerea (Péron, 1816) (オーストラリアアシカ: Australian sea lion)
└ genus Phocarctos (Peters, 1866)
  └ Phocarctos hookeri (Gray, 1844) (ニュージーランドアシカ: Hooker’s sea lion, New Zealand sealion)


 さて,オータリア科の姉妹群であるアザラシ科[family PHOCIDAE (Gray, 1821)]について,見てみましょう.
 アザラシ科はオドベヌス亜科[subfamily ODOBENINAE (Allen, 1880)]とプォーカ亜科[subfamily PHOCINAE (Gray, 1821)]に分けられています.
 ここで,オドベヌス属は絶滅種を除いた現生種は一種だけです.それは日本名「セイウチ」のことですので,オドベヌス亜科は「セイウチ亜科」と訳して問題ないでしょう.
 また,この亜科内では,その他の分類群もすべて絶滅種からなっており,アザラシ科の中では,セイウチはかなり特殊な生き残りということになりそうです.

family PHOCIDAE (Gray, 1821) Gray, 1825 (アザラシ科)
├ subfamily ODOBENINAE (Allen, 1880) Mitchell, 1968(セイウチ亜科)
│ ├ ODOBENINAE incertae sedis
│ ├ tribe †DESMATOPHOCINI (Hay, 1930) Tedford, 1997
│ └ tribe ODOBENINI (Allen, 1880) Deme're', 1994(セイウチ族)
│   ├ subtribe incertae sedis
│   ├ subtribe ODOBENINA (Allen, 1880) Tedford, 1997(セイウチ亜族)
│   └ subtribe †DUSIGNATHINA (Mitchell, 1968) Tedford, 1997
└ subfamily PHOCINAE (Gray, 1821) Gill, 1866 (アザラシ亜科)
  ├ PHOCINAE incertae sedis
  ├ tribe PHOCINI (Gray, 1821) Chapski, 1955(アザラシ族)
  └ tribe MONACHINI (Gray, 1869) Scheffer, 1958(モナクス族)
    ├ subtribe MONACHINA (Gray, 1869) Tedford, 1997(モナクス亜族)
    └ subtribe LOBODONTINA (Gray, 1869) Tedford, 1997(ロボドン亜族)
 
 一方のプォーカ亜科も,アザラシ亜科と訳して良さそうですが,困ったことに,上位分類群の名称の元になっているプォーカ属自体は“ゴマフアザラシ属”と訳されていることが多いようです.統一してほしいものです.
 Phoca属の模式種は,ゴマフアザラシと呼ばれているPhoca largha Pallas, 1811ではなく,ゼニガタアザラシであるPhoca vitulina Linnaeus, 1758とされていますので,やるのなら「ゼニガタアザラシ属」であるべきです(上位分類群もゼニガタアザラシの名を冠するべき).まったく不自然ですね.

 以下,プォーカ亜科はアザラシ亜科と訳す前提で話を進めます.
 アザラシ亜科は,三つに分けられてます.

subfamily PHOCINAE (Gray, 1821) Gill, 1866 (アザラシ亜科)
├ PHOCINAE incertae sedis
├ tribe PHOCINI (Gray, 1821) Chapski, 1955(アザラシ族)
└ tribe MONACHINI (Gray, 1869) Scheffer, 1958(モナクス族)

 例によって,最初にアザラシ亜科所属位置不明がきます.これはアザラシ族とモナクス族を成立させるための方便ですね.これ(所属位置不明)には,二属の絶滅種が含まれています.が,絶滅種ですので略します.
 アザラシ族には,七属の絶滅グループと4属10種の現生種が含まれています.現生種だけを取り出しますと…,

tribe PHOCINI (Gray, 1821) Chapski, 1955(アザラシ族)

├ genus Phoca Linnaeus, 1758 (アザラシ属)
│ ├ Phoca groenlandica Erxleben, 1777 (タテゴトアザラシ: harp seal)
│ ├ Phoca hispida Schreber, [1775] (ワモンアザラシ: ringed seal)
│ ├ Phoca sibirica Gmelin, in Linnaeus, 1788 (バイカルアザラシ:Baikal seal)
│ ├ Phoca caspica Gmelin, in Linnaeus, 1788 (カスピカイアザラシ:Caspian seal)
│ ├ Phoca largha Pallas, 1811 (ゴマフアザラシ:Larga seal)
│ ├ Phoca vitulina Linnaeus, 1758 (ゼニガタアザラシ:common seal)
│ └ Phoca fasciata Zimmermann, 1783(クラカケアザラシ:ribbon seal)

├ genus Erignathus Gill, 1866 (“アゴヒゲアザラシ“属)
│ └ Erignathus barbatus (Erxleben, 1777) (アゴヒゲアザラシ:bearded seal)
├ genus Halichoerus Nilsson, 1820 (ハイイロアザラシ属)
│ └ Halichoerus grypus (Fabricius, 1791) (ハイイロアザラシ:gray seal)
└ genus Cystophora Nilsson, 1820 (ズキンアザラシ属: hooded seal)
  └ Cystophora cristata (Erxleben, 1777) (ズキンアザラシ:hooded seal)

 なにか,アザラシ属とその他の属では非常にアンバランスな感じがしますが,Bininda-Emonds et al. (1999)などによれば,大まかには支持されているようです.ただし,Bininda-Emondsらが示した図からいえば,これら全体がgenus Phocaでかまわないし,残り三属を成立させるのならば,Phoca fasciata Zimmermann, Phoca groenlandica Erxlebenは別な属にしないと調和がとれないように思われます.
 ま,遺伝子分析はやればやるほどとんでもない結果(過去の分類と不調和な結果)がでるようなので,こういう分析結果が安定するまで何ともいえないんでしょうけど.



 なお,アザラシ類の“和名”についてですが,日本語の「あざらし」は「あざ(=痣)ら(=之)し(=獣)」というというのが語源らしく,アザラシとは斑紋があるものを指していたようです.
 また,「海豹」(あざらし;かいひょう)や「水豹」(すいひょう)という言い方は,「豹」のような斑紋のある動物を意味し,こちらも同様です.
 そういう意味では,斑紋のないプォーカを「アザラシ」もしくは「海豹」,「水豹」と呼ぶのはおかしいですし,一方で,「ワモンアザラシ」,「ゴマフアザラシ」,「ゼニガタアザラシ」は「斑紋」のことを二重に表現しているので,ちょっと恥ずかしい命名ということになりそうです.
 うまく,整理してほしいものですね.


 次は,アザラシ族の姉妹群であるtribe MONACHINI (Gray, 1869)です.
 MONACHINIは,模式属であるgenus Monachus Flemingがモンクアザラシと訳されているために,通常はモンクアザラシ族と訳されます.モンクアザラシは英名のmonk sealのカタカナ化したものですね.
 tribe PHOCINIが「アザラシ族」という名称を使っているので,MONACHINIの構成員に“~アザラシ”という訳語を使うのは,混乱を招くばかりと思われますが,ほとんどにそういう俗名がつけられています.
 要するに,アザラシじゃあないのに,アザラシと名付けられているということです.

 たぶん,シール[seal]という英語(元は英語ではないようです:しかも,単に「体を引きずる生き物」という意味らしい)を「アザラシ」と訳したことから始まる混乱でしょう.あまり使いたくありませんね.そこで,学名をカタカナ化したモナクス族を使わせていただきます.
 ほかにも,カニを食べる習性が確認されていない(実際に食べないらしい)のに“カニクイアザラシ”と呼ばれていたり,この仲間の名前の和訳は無造作すぎますね.だいたいが,日本近海にはいない生き物ですし,混乱を招く英名からの翻訳を止めて,学名を基本とした名称に修正すべきだと思います.
 めんどくさい(なんかむかつく)ので,以下に,モナクス族の現生種のみを抜き出した分類を示して終わりにします.

tribe MONACHINI (Gray, 1869) Scheffer, 1958(モナクス族)
├ subtribe MONACHINA (Gray, 1869) Tedford, 1997
│ ├ genus Mirounga Gray, 1827 (ゾウアザラシ属:elephant-seals)
│ │ ├ Mirounga angustirostris (Gill, 1866) - northern elephant-seal
│ │ └ Mirounga leonina (Linnaeus, 1758) - southern elephant-seal
│ └ genus Monachus Fleming, 1822 (モナクス属,モンクアザラシ属)
│   ├ Monachus schauinslandi Matschie, 1905 - Hawaiian monk seal
│   ├ ‡Monachus tropicalis (Gray, 1850) - Caribbean monk seal
│   └ Monachus monachus (Hermann, 1779) - Mediterranean monk seal
└ subtribe LOBODONTINA (Gray, 1869) Tedford, 1997
  ├ genus Ommatophoca Gray, 1844 (オッマトプォーカ属)
  │ └ Ommatophoca rossii Gray, 1844 (ロスアザラシ:Ross seal)
  ├ genus Lobodon Gray, 1844 (ロボドン属)
  │ └ Lobodon carcinophagus (Hombron et Jacquinot, 1842) (ロボドン: カニクイアザラシ:crabeater seal)
  ├ genus Hydrurga Gistel, 1848 (ヒュドゥルルガ属)
  │ └ Hydrurga leptonyx (Blainville, 1820) (ヒョウアザラシ:leopard-seal)
  └ genus Leptonychotes Gill, 1872 (レプトオニュコテース属)
    └ Leptonychotes weddellii (Lesson, 1826) (ウエッデルアザラシ:Weddell seal)




*Bininda-Emonds, O. R. P., Gittleman, J. L. and Purvis, A., 1999, Building large trees by combining phylogenetic information: a complete phylogeny of the extant Carnivora (Mammalia), Biol. Rev., vol. 74, pp. 143-175.

 

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