2008年6月7日土曜日

「夢」を持たせたい

 先日,ある校長と酒を飲んだときに,つい熱が入りまして….

 「小学生は,まともな精神をしていて,夢もある.しかし,中学・高校と進むにつれて,目先のことしか考えず,勉強もしなくなる.いったい教育って何なんだろう!」と,まあ,例によって,こんな調子で校長をいじめてしまいました.相手はさすがに校長だけあって,私のように熱くなることはなかったですが….

 しかし,これは私の間違いですね.
 「今」を見れば,自明のことなのですね.
 学校を卒業して,就職しようとしても…「無い」.
 やっと見つかっても…「ワーキング=プア」.
 まともなところに就職できても,体調でも崩して「一時休業」でもしようものなら,もう働き場所は無い.
 なんとか勤め上げて,年金をもらえる年になっても,昔と違い冗談のような支給額.
 さらにそこから,「天引き」.……!.

 今の子供たちは頭がいいですから,そんなことはすぐにわかってしまうわけですね.
 これでは,子供たちに『夢を持て』というのが,どんなに非現実的なことか.

 若者に「夢を持たせる」ことができない,今の日本という国は,滅びるのが当たり前.
 悲しいことですね.

 

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